2017年05月31日

ミニ伝統食列車 千葉の食を訪ねて

2016年11月5日(土)〜6日(日)


4月に『祭りずし』の実習と千葉県の郷土食を学びました。
江戸時代から首都圏への食料供給の一大産地であった千葉県を、もっともっと学んでみたいと企画をしました。
今回の企画は、4月の学習会の講師であり、千葉伝統食研究会創設者の龍崎先生のアドバイスをいただき準備を進めました。


〈1日目〉

神奈川県川崎駅集合。
今回はバスをチャーター。川崎市と千葉県木更津市を結び、東京湾を横断する全長14qのアクアラインを通って千葉県に入ります。
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東京湾を海底トンネルで走り抜け、海上のパーキングエリア『海ほたる』に出ました。その後は千葉県へつながる橋を通り、千葉県へ上陸しました。

道の駅「富浦」で休憩。 

魚の干物やボラの卵の干物が売っていました。
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楽しみにしていた昼食は、江戸時代から7代目の店主が握る、南房総の地魚と地元の長狭米(ながさまい)で握る『田舎寿司」です。
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地元の漁師さんたちを満足させるボリューム感に、まずはびっくり。左上の巻物(細巻き)や箸と比べると大きさがわかります。
シャリは大きめ。寄せ焼きではなく、1枚焼きの大きな玉子焼。焼くのに1時間かかるというからおどろきです。
4日間かけて作る鯵の姿ずしは頭からしっぽまでパクリ!とたべられます。
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次は、南房総市 高家(たかべ)神社
日本で唯一、料理の神様を祀った神社です。
日本料理の伝統を今に伝える平安時代の宮中行事を再現した[包丁式」が行われ、全国から料理人・観光客がお参りに来るそうです。
包丁式では直接手を触れることは許されず、金グシと包丁だけで魚をさばきます。

包丁塚がありました。
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料理の神様にお参り。さて、何を願ったのでしょうか
IMG_1686_R.JPG宮司さんから説明をいただきました。


絵巻物の一部 魚のさばき方が書かれていました。
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鴨川市 昔ながらの製法を続けている 鰹節「永井商店」見学

工場の中を見せて頂きました。


原料は鰹やサバなど  
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蒸し器で蒸します 
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乾燥庫です  
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削り器の刃
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 一本ずつ削ります。


勝浦漁港で学習会

千葉県沿岸小型漁船漁業協同組合の鈴木組合長から
「沿岸漁業に起こっていること、消費者にわかってもらいたいこと」という演題で講演です。

乱獲をすると魚はいなくなってしまう。魚は資源。
勝浦では40年も前から、漁師の皆さんが資源保護のため自主禁漁期間を決めているとのことでした。

日本の海を守り、子や孫の代まで漁業が続けられるため、新鮮な魚を消費者に届けられるため、日本の沿岸で操業している小型漁船を中心とした全国組織の連絡協議会が2015年発足しました。

私たち消費者も近海の魚を食べ続けられるために・・・・。応援をしていきましょう。



本日のお宿は全室オーシャンビューで人気の国民宿舎「サンライズ九十九里」

太平洋が一望できる展望風呂や夕食は千葉の食材を使ったバイキングなど、満足。満足。

夜8時からは龍崎先生の講演「東京から見た千葉県−1000万人の人口を養った舟の力―」です。
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東京の食を支えた千葉県の懐の深さを感じたお話でした。

朝から一日、お疲れさまでした。


〈2日目〉

匝瑳市指定天然記念物 「大浦ごぼう」の畑を見学

生産者の古関さんご夫妻が畑を案内してくれました。

大浦ごぼうの畑
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ペットボトルと太さ比べ。 見やすいように掘っておいてくださいました。心遣いがありがたいです。
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奥さんが大浦ごぼうを煮てごちそうしてくださいました。煮るのに数日かかったそうです。
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帰りに大浦ごぼうをいただきました。これは12月の伝統食列車夕食交流会の一品にしようと思っています。
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旭市 『性学もち』の製造工場「オオナギファーム」見学と試食

性学もちとは、幕末の農村指導者「大原幽学」が貧しい農民が餅を食べられるようにと考案したもち。米を蒸して水にとり、手早く洗い、再び蒸す。普通の餅より長く搗く。
きめ細やかで食感も柔らか。うるち米なので粘り気が少なく、のどに詰まりにくい。子どもや高齢者向けの餅として普及するとよいかなという感想が聞かれました。

ファーム代表のお話と試食
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性学もちの作業場見学。衛生上、窓から見ました。
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「大原幽学記念館」「旧林家住宅」見学

大原幽学記念館の隣にある幽学設計の民家、旧林家住宅で昼食をとりました。
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縁側や座敷など、おもいおもいの場所でのんびり昼食です。
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昼食は千葉県在住の方にお願いをして、作って運んでいただきました。
メニューは祭りずし・千葉産ピーナッツの甘煮・かぶの漬物・きゅうりとウリの漬物、田舎工房「YUMI]の性学もち(草もち)と田舎おかきです。
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バスで東京駅へ  お疲れさまでした。
posted by dentousyoku 2017/05/31 | 東京連絡会>お知らせ