2012年11月01日

伝統食列車事前学習講演会


テーマ
   「いま私たちは日本の将来をどう考え、
                   何をしたらよいのか」


 2012年10月14日(日)16名の参加者が大津市仰木の里の柴野徹夫さん宅に集まりました。会員手作りの「伝統食弁当」を食べた後、午後1時から講演を開始しました。

 10月の「伝統食弁当」献立
 ● 秋刀魚ずし
 ● さつま芋入りきびご飯
 ● いかの鉄砲焼(「おから百珍」掲載の石川の郷土食)
 ● ゆで卵の塩麹漬け
 ● 煮なます(日持ちのする炒め酢の物)
 ● ほうれん草とえのきの海苔風味和え
 ● ひじきの白和え
 ● 花豆の煮豆
 ● 塩昆布
 ● 漬け物(きゅうりの塩漬け)
おやつ(どちらか)
 ● おから入り梅酒のケーキ(「おから百珍」掲載のお菓子)
 ● さつま芋あん入り蒸しパン
 
 柴野さんは参加者全員に自己紹介を兼ねて、日頃の思いや活動を自由に発言するよう求めました。柴野さんのお話は、「呪文」から始まります。「知らないって 怖いこと/ 知らされないのは もっと怖いこと/ でも 知ろうとしないなら/ それは あなたの罪/ そして 知っているのに/ 行動しないのなら/ あなたはいったい誰?」
 新聞記者として“日本の貧困”をライフワークに全国を歩くうち、奴隷状態で働く原発労働者の生活に日本の貧困の最底辺を見て、原発に向き合う出発点になったと言います。
今日本中で何が起こっているのか?貧困と社会的不安、訳の解らない犯罪や事件、それらの原因に迫ります。紀伊半島で台風によって起きた「深層崩壊」は、食料輸入により農業が衰退させられ、材木の輸入が増える中で山仕事まで奪われた結果であること。しかしこの「深層崩壊」は、山だけでなく人間社会のあらゆる分野に様々な問題が絡み合って表れ、人々を閉塞状態にしているのです。メディアはその原因や解決の道を指し示すのではなく、諦め・祈りを誘導しているのではないかと指摘します。
 「フクシマ」に滞在して取材を続けた柴野さんは、多くの家族崩壊に出会いました。大家族で、年寄りと若いものが別の鍋のものを食べている現実。我が家で作ったものを放射能の心配から食べない若者世代。作ったものを食べていいか出荷していいか悩む人たち。夫婦別れやうつ病になる人もいます。日本になぜ、54基もの原発が林立しているのでしょう。
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「憲法を守りぬく方向しか、解決の道はない!」と語る
柴野徹夫さん

 戦後66年、私たちはこの社会の中で、現実にしっかり向き合い、自分の頭でものを考えて生きて来たでしょうかと柴野さんは問いかけます。外国や民衆を支配する時の5つの原則を紹介しながら、我々の身に降りかかっている不幸の元凶を解き明かしました。@軍事支配 Aエネルギー支配 B食料支配 Cマスメディアの支配 D金融支配。まさか国は嘘を言わないだろう。施策は国がするもの、任せておいたらいいーこんな考えはやめよう、我々一人一人が主人公なのだと。憲法は国家が戦争などに暴走しないために、基本的には国家を縛るものである。戦後政府が進めてきたことは憲法違反だらけで、憲法を守りぬく方向しか、今の状況を解決する道はないと結びました。
 伝統食列車第21号が間もなく出発します。大飯原発再稼働の現地の声に耳を傾け、自然生態系に依拠した地域づくりや食文化を守る人達と大いに語り、学び合いたいと思います。
posted by dentousyoku 2012/11/01 | 伝統食列車>第21号−鯖街道(福井・滋賀)