2013年01月17日

正月はゆっくり休みたいね

 気ぜわしい世相は老化が早まるのか、子供の時から成人病を罹患する人もいると聞く。
 昔、山で働いていた当時は、正月になると狩に出かけ、首尾よく獲物にありつくと酒盛りをし、肴がなくなるとまた狩に出、獲物があれば宴を催す。日付も忘れて遊んでいるうちに、2月も近付いていたことも度々。
 最近は年賀状の返信だけでも重労働だ、近況をしたためてくれる人への返信は楽しみもあるが、パソコンのサンプルをプリントしたと思われる、賀状への返信は苦労する。そこで、対抗策は漫画で文面を縮小して手抜きをすることにした。

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結末を考えて遊んでくれたらいいな、と思って今年はこの漫画を描いた。


 昔一休さんが言ったそうな「門松や 冥土の旅の 一里(約4km)塚 めでたくもあり、めでたくもなし」と。
 一休さんが何故こんなことを言ったのか、はたして一休さんが言ったのかどうか確認するすべも無いが、それはどうでもいい。学者もどきの遊びならともかく、素人なりに考えてみると「人間は、しょせんは冥土に向かう旅人である、正月といってもその一里塚(街道の両脇に一里ごとに土を盛り上げ里程の目印にし、盛り土の上には主に松・榎を植えたという)にすぎない。という意味なのか。だとすれば次の「めでたくもあり、めでたくもなし」に人間の生き様に対する含蓄があるのではなかろうか。
 人間は紛れも無く冥土に向かう旅人である。だからこそ今という時間を大切にして、精一杯生きよう。宿命を悲観すれば新年を迎えてもめでたくもない。というようなことではないかと、勝手に解釈をして、和尚さんご免なさい。
 
 とは言っても、今年の正月は往生した、流行性感冒らしき症状で来客を含めて家族全員が鬱陶しい顔をして、来客はろくに酒も呑まず1~2泊して立ち去った。酒も呑めんような体調で正月に来訪するとは失礼な!こっちはみんなで宴会をやるのが楽しみなだけの正月なのだから。
 そういうわけで短い正月が過ぎ、やり残した仕事が山積しているものの、寒さに耐える体力も減退した爺の仕事始めに、年末に送ってもらった橙の果汁を絞ることから始めた。

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 南紀から届いていた橙は10kg。

 

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 包丁で切り目を入れる。


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 昔は握りつぶして絞っていたのが、握力の半減とともに面倒な機具が必要になった。


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 10kgの橙から約3ℓの果汁が採取できた。橙10kg500円、送料1500円、合計2000円で1ℓ当たり約670円となる。我が家で収穫した柚子の果汁とともに、冷凍保存して(冷蔵では発酵して橙ワインもどきになる)混合しながら調味料とする。
 この橙で儲けたのは運送会社の経営者だけだろう。経済成長は資本のためにある。1本1億5千万円のマグロの切れ端に象徴されるように、庶民がその恩恵にあずかるのは、資本が儲けたカスのおすそ分けにすぎない。故に、経済成長一辺倒は格差社会を助長する。

      2013.1.17(卓)
posted by dentousyoku 2013/01/17 | コラム>ただいま奮闘中