2012年12月27日

第21号伝統食列車第3日目
高度経済成長と琵琶湖総合開発で変わった琵琶湖

《 3 日 目 》


 最終日、バスは高島市から野洲市へ。「びわ湖の水と環境を守る会」代表の松沢松治さんは50年間びわ湖で漁師として生活してきました。松沢さんは琵琶湖固有の魚が激減した原因について語り、琵琶湖の水を守るのは山だと言い、漁民が森づくりに取り組んでいることを紹介しました。

121202 (1).JPG
【銅鐸博物館で松沢松治さんの話を聞く参加者】

 伝統食列車最後の昼食は、松沢さんがびわ湖で獲った湖漁のフルコースを、「あやめ荘」でいただきました。

121202 (2).JPG


121202 (3).JPG
【松沢さんの鮒ずし製造現場を見学、松沢さんの鮒ずしの作り方に耳を傾ける参加者】


 伝統食列車21号の詳しい内容は、2013年1月15日発行の機関紙「伝統食だより」第180号に掲載します。機関紙購読は、メールにてお申し込みください。 
logo4.jpg


第1日目へ

第2日目へ
posted by dentousyoku 2012/12/27 | 伝統食列車>第21号−鯖街道(福井・滋賀)

第21号伝統食列車第2日目
くつきの森、シンポジウム、郷土食交流会

《 2 日 目 》

 バスは朽木・やまね館へと出発。午前中は「森の散策」「栃もちづくり体験」の2グループに分かれました。今朝も生憎の雨、冷え込みが厳しいと思ったら霰(あられ)が降ってきました。

121201 (1).JPG
【森の散策】

121201 (2).JPG
【落ち葉の上に霰(あられ)が…】

121201 (21).jpg
【栃の実の皮むき】

121201 (22).jpg
【栃もちつき】つきあがった栃もちは、あんこをまぶしていただきました。

 昼食はくつきの森・やまね館で森の伝統食ランチ

作り手・・・古代米栽培農家・横井真一さん
       旬菜料理「和」の石井篤志さん夫妻

121201 (3).JPG

121201 (4).JPG


 午後は朽木公民館でシンポジウムを開催

(発言者)
 ・澤田龍治さん
   (元びわこ高島観光協会・朽木本陣朝市の仕掛け人)
 ・高橋彦芳さん(長野県栄村前村長)
 ・猿橋 巧さん(福井県おおい町町議)
 ・西澤恵美子さん(山菜摘み農園「じゅうべえ」)
 ・内田康雄さん(滋賀食健連)
(コーディネーター)
 ・坂口正明さん
   (国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会事務局長)

121201 (5).jpg


 2日目の夕食交流会は、安曇川ふれあいセンター(公民館)

121201 (16).JPG
【挨拶する大江卓司代表】

 作り手…高島市商工会女性部の創作

121201 (13).JPG
【「郷の恵(さとのめぐみ)弁当】


作り手…郷土料理伝承の会(安曇川地域で活躍)
作り手…伝統料理を伝承する会(伝伝クラブ)は旧高島町の地域で 活躍

121201 (23).jpg
【棚田みそ】平成11年、畑地区の棚田が「全国の棚田百選」に認定されたのを契機に、地元有志で棚田味噌加工グループを立ち上げ現在にいたっています。

121201 (9).JPG
【切り干し大根の煮物】

121201 (8).JPG
【淡竹とこんにゃくの白和え】

121201 (14).JPG
【えび豆】

121201 (7).JPG
【万木(ゆるき)かぶらの甘酢漬け】万木かぶらは、まん丸(甲高)で皮は真っ赤で茎と中は真っ白で、そのコントラストが特徴。

121201 (15).JPG
【ねぎと油揚げのぬた】宮野ねぎは宮野を中心に栽培され、九条ねぎに比べて柔らかい食感が特徴。

121201 (18).JPG
【酒粕汁】

121201 (11).JPG
【塩押しなすと大豆の煮物]

121201 (12).JPG
【白かぶのバター焼き】

121201 (6).JPG
【丁稚羊羹】

121201 (20).JPG
【ヨシ笛コンサート】

第1日目へ

第3日目へ
posted by dentousyoku 2012/12/27 | 伝統食列車>第21号−鯖街道(福井・滋賀)

第21号伝統食列車第1日目
鯖街道を熊川宿から小浜・明通寺、朽木へ

 伝統食列車第21号は全国から約70名の参加者を乗せ、11月30日から12月2日まで「初冬の鯖街道を湖国・滋賀へ、原発なくし自然生態系に依拠した地域づくり、食と農再生へ」をテーマに走りました。

《 1 日 目 》


 京都を出発したバスは若狭鯖街道熊川宿で、昔の面影を残す町並みを見学しました。

121130 (1).JPG
【ボランティアガイドの案内で、美しい街並みを散策する参加者】

 バスは雨の中を小浜市・明通寺へ向けて走ります。車内で「熊川宿のまちづくり」について、若狭熊川宿まちづくり特別委員会の藤本正夫さんに、熊川葛復活などのお話しを聞きました。
 明通寺を見学した後、原発現地から全国に反原発を訴える明通寺住職・中嶌哲演さんから小浜市への原発誘致に反対する運動の歴史をお聞きしました。中嶌さんは放射能汚染と向き合わざるを得ない中で、何としても子どもを救うことが第一だと訴えられました。
121130 (2).JPG
【「放射能から子どもを守るのは国の責任である」と訴える中嶌哲演さん】


夕 食 交 流 会
 
夕食交流会の会場は森林公園くつきの森・やまね館
作り手…丸八百貨店「むつみ会」の皆さん
      鹿肉の料理は
        山菜摘み農園「じゅうべえ」の西澤恵美子さん

121130 (11).JPG

121130 (7).JPG
【鯖ずし】

121130 (4).JPG
【鯖そうめん】

121130 (13).JPG
【鯖ののた】「ぬた」のことを朽木では「のた」といいます。

121130 (5).JPG
【鯖のなれずし】

121130 (14).jpg
【白和え】以前はぜんまいの白和えが「法事の鉢もん」にはつきものでしたが、今は獣害でぜんまいが採れなくなったので、「丸八」ではこんにゃくを使っています。

121130 (8).JPG
【ふきと筍の煮物】春に採れたふきと筍は塩漬けして冬の食料にします。

121130 (3).JPG
【あんこをのせた栃もち】

121130 (12).JPG
【甘酒】

121130 (6).JPG
【アチャラ漬け】

121130 (17).jpg
【大根と川えびの煮物】

121130 (18).jpg
【五目豆】

121130 (15).jpg
【大根とニシンの麹漬け】

121130 (10).JPG
【シカ肉のサラダ】

第2日目へ

第3日目へ
posted by dentousyoku 2012/12/27 | 伝統食列車>第21号−鯖街道(福井・滋賀)

2012年11月01日

伝統食列車事前学習講演会


テーマ
   「いま私たちは日本の将来をどう考え、
                   何をしたらよいのか」


 2012年10月14日(日)16名の参加者が大津市仰木の里の柴野徹夫さん宅に集まりました。会員手作りの「伝統食弁当」を食べた後、午後1時から講演を開始しました。

 10月の「伝統食弁当」献立
 ● 秋刀魚ずし
 ● さつま芋入りきびご飯
 ● いかの鉄砲焼(「おから百珍」掲載の石川の郷土食)
 ● ゆで卵の塩麹漬け
 ● 煮なます(日持ちのする炒め酢の物)
 ● ほうれん草とえのきの海苔風味和え
 ● ひじきの白和え
 ● 花豆の煮豆
 ● 塩昆布
 ● 漬け物(きゅうりの塩漬け)
おやつ(どちらか)
 ● おから入り梅酒のケーキ(「おから百珍」掲載のお菓子)
 ● さつま芋あん入り蒸しパン
 
 柴野さんは参加者全員に自己紹介を兼ねて、日頃の思いや活動を自由に発言するよう求めました。柴野さんのお話は、「呪文」から始まります。「知らないって 怖いこと/ 知らされないのは もっと怖いこと/ でも 知ろうとしないなら/ それは あなたの罪/ そして 知っているのに/ 行動しないのなら/ あなたはいったい誰?」
 新聞記者として“日本の貧困”をライフワークに全国を歩くうち、奴隷状態で働く原発労働者の生活に日本の貧困の最底辺を見て、原発に向き合う出発点になったと言います。
今日本中で何が起こっているのか?貧困と社会的不安、訳の解らない犯罪や事件、それらの原因に迫ります。紀伊半島で台風によって起きた「深層崩壊」は、食料輸入により農業が衰退させられ、材木の輸入が増える中で山仕事まで奪われた結果であること。しかしこの「深層崩壊」は、山だけでなく人間社会のあらゆる分野に様々な問題が絡み合って表れ、人々を閉塞状態にしているのです。メディアはその原因や解決の道を指し示すのではなく、諦め・祈りを誘導しているのではないかと指摘します。
 「フクシマ」に滞在して取材を続けた柴野さんは、多くの家族崩壊に出会いました。大家族で、年寄りと若いものが別の鍋のものを食べている現実。我が家で作ったものを放射能の心配から食べない若者世代。作ったものを食べていいか出荷していいか悩む人たち。夫婦別れやうつ病になる人もいます。日本になぜ、54基もの原発が林立しているのでしょう。
12101401.jpg
「憲法を守りぬく方向しか、解決の道はない!」と語る
柴野徹夫さん

 戦後66年、私たちはこの社会の中で、現実にしっかり向き合い、自分の頭でものを考えて生きて来たでしょうかと柴野さんは問いかけます。外国や民衆を支配する時の5つの原則を紹介しながら、我々の身に降りかかっている不幸の元凶を解き明かしました。@軍事支配 Aエネルギー支配 B食料支配 Cマスメディアの支配 D金融支配。まさか国は嘘を言わないだろう。施策は国がするもの、任せておいたらいいーこんな考えはやめよう、我々一人一人が主人公なのだと。憲法は国家が戦争などに暴走しないために、基本的には国家を縛るものである。戦後政府が進めてきたことは憲法違反だらけで、憲法を守りぬく方向しか、今の状況を解決する道はないと結びました。
 伝統食列車第21号が間もなく出発します。大飯原発再稼働の現地の声に耳を傾け、自然生態系に依拠した地域づくりや食文化を守る人達と大いに語り、学び合いたいと思います。
posted by dentousyoku 2012/11/01 | 伝統食列車>第21号−鯖街道(福井・滋賀)