
テーマ :「師走の東京へ ― TPP反対!
食の安全・安心を次世代へ。
江戸の暮らしの文化を見直そう」
【第1日目12/3(土)】
大田区池上会館に現地集合。

会場入り口に設けられた江戸東京野菜展示コーナー

大蔵ダイコン

練馬ダイコン

内藤カボチャ

滝野川ゴボウ
午後から25号列車オープニングセレモニーが始まりました。

現地実行委員長 東京農民連事務局長・武藤昭夫さんの歓迎の挨拶

当会事務局長・大坊孝子のお礼の挨拶

初日の講演
首都圏青年ユニオン事務局長・山田真吾さんは、若者の雇用環境と労働相談事例について報告。執行委員・金子由布子さんは切り詰めた食費の中でのメニューの工夫や楽しみ方を映像で紹介しました。

講演する山田さんと金子さん

山田さんが訴えたいこと
「きたがわてつさんと歌おう」


郷土食交流会
現地実行委員会・当会東京連絡会を中心に、趣旨に賛同する方たちの協力も得て手作りされた「江戸料理」「東京の伝統食」「江戸東京野菜を使った料理」「江戸前の魚を使った料理」「檜原村の食材を使った料理」など、2日間で約50種類が並びました。

センターに並べられた料理の数々

マイ皿にとる参加者
【第2日目12/4(日)】
午前中は4つのコース
1.練馬大根 2.のりつけ体験 3.深川江戸資料館 4.水上バス
に分かれて、見学・体験をしました。

1.「練馬大根引っこ抜き競技大会」の会場で、奮闘する参加者

会場でふるまわれた「すずしろ汁」

2.大森のりのふるさと館で「のりつけ体験」
3.深川江戸資料館と深川亭での昼食
4.浜離宮から水上バスで浅草へ。昼食は『駒形どぜう』で、江戸時代から庶民に親しまれていたどぜうを味わう。鍋にずらりと並べられたどぜうにたれをかけ、ネギをたっぷりのせて炭火で煮ます。味噌田楽・どぜう汁・香の物・ご飯がついていました。


どじょうが5匹も入った「どぜう汁」
午後はシンポジウム
目黒区緑が丘の「緑が丘文化会館」で、シンポジウムに先立ち、お二人による詩集「なんじょすっぺ」「長き不在」他より数編の詩の朗読がありました。この詩の作者は、福島県南相馬市で原発事故に遭われた藤島昌治さんで、東京連絡会は2013年3月より南相馬の仮設住宅にお住まいの方との交流を続けています。

森英子さん

三木照子さん
「TPPはどうなる?食の安全はどうなる?」をテーマに、シンポジストに「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」代表の天笠啓祐さんと農民連常任委員の齋藤敏之さん、コーディネーターは全国食健連事務局長の坂口正明さんでシンポジウムを開催。

シンポジストの天笠さんと齋藤さん

コーディネーターを務める坂口さん


次々出てくる会場発言

最後に「日本の食の文化を破壊するTPPを廃案に!」の特別決議を、参加者が拍手で承認しました。
2日目の郷土食交流会

挨拶する料理責任者(東京連絡会 世話人代表・栗原澄子さん)

初日より参加者が増え、ますます賑やかな交流会に

アコーディオンの演奏をする檜原村の酒枝尚雄さん


檜原村の野生種の小豆、ヤブツルアズキのおこわと水羊羹は絶品!
【第3日目12/5(月)】
3日目は築地市場厚生会館で、午前は江戸東京の食文化のお話。
「江戸の“食”の柱は江戸生まれの野菜」をテーマに、江戸東京・伝統野菜研究会代表の大竹道茂さんと、「江戸前が育んだ魚と食文化」をテーマに、フィッシングエッセイスト・江戸前遊漁・漁労史研究家の藤井克彦さんのお話を聞きました。

江戸東京野菜には物語があると紹介する大竹さん

江戸前はなぜ漁獲量が多かったか、なぜ江戸前の魚は美味しいかを語る藤井さん

築地市場場外にあるお寿司屋さんで「にぎり寿司」の昼食
午後は「豊洲市場問題と食の安全」について、全労連・東京中央市場労組委員長の中澤誠さんにお話しして頂きました。

熱弁を奮う中澤さん
中澤さんへの質疑応答の後、解散式を終え現地の皆様への感謝と連帯の気持ちを胸に帰路につきました。
詳しくは新春1月発行の機関紙・伝統食だより第204号をごらんください。
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