2019年04月01日

写真で綴る第27号伝統食列車

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テーマ

「春の息吹ただよう漁業のまち・長崎県対馬へ、
日本の伝統食の大黒柱・魚食文化を未来へ」

 第27号伝統食列車は2019年3月9日〜11日長崎県対馬市厳原町と上対馬町を訪問し、北は北海道から南は福岡まで70名が参加。対馬のおいしい魚と歴史ある対馬の郷土料理を囲んで地元の漁師さんと交流しました。
 今回の列車は、当会とJCFU全国沿岸漁民連絡協議会と対馬市の4漁協との共催で、「食と漁の地域未来フォーラムin対馬」が同時開催されました。


【1日目】

「食と漁の地域未来フォーラムin対馬 第1部」
 会場:対馬市交流センター
 テーマ:対馬の人びとの暮らしと食文化

報告@「朝鮮通信使へのもてなし料理」について
27gouressha1nitime1.jpg「長崎県立対馬歴史民俗資料館主任学芸員・古川祐貴氏」が講演

報告A「対馬の風土と食文化、郷土食」について
27gouressha1nitime2.jpg「対馬の郷土料理を学ぶ会」代表・山川房子氏が講演

27gouressha1nitime3.jpg参加者全員に配られた「いももち」と「そばもち」を紹介する「対馬の郷土料理を学ぶ会」会員の皆さん

報告B「対馬の海と山と暮らし」について
27gouressha1nitime4.jpg「厳原町漁協代表理事組合長・二宮昌彦氏」が講演


≪厳原町の郷土食交流会≫

27gouressha1nitime5.jpg漁師さん差し入れのマグロの姿造り

27gouressha1nitime19_.jpgお礼を述べる「日本の伝統食を考える会」生田喜代子事務局長

27gouressha1nitime20.jpg料理説明をするうえはら株式会社専務・上原久恵氏
左は代表取締役・上原正行氏

27gouressha1nitime6_1.jpgせんちまき

27gouressha1nitime9.jpgろくべえ

27gouressha1nitime8.jpg真鯛のいりやき 

27gouressha1nitime11.jpgサザエ

27gouressha1nitime12.jpgアナゴの天ぷら

27gouressha1nitime13.jpgブリ大根

27gouressha1nitime14.jpgかすまき

27gouressha1nitime18.jpg孝行芋(こうこも)

27gouressha1nitime15.jpg地鶏いりやき

27gouressha1nitime16.jpgアカモク

27gouressha1nitime17.jpgイカの塩辛、ノリなど

27gouressha1nitime7.jpg食事風景


【2日目】

「食と漁の地域未来フォーラムin対馬 第2部」
 会場:対馬市交流センター
 テーマ:地域を支える家族漁業の未来を考える

27gouressha2nitime1.JPGフォーラムの始まり

27gouressha2nitime2.JPG会場を彩る大漁旗

特別報告「『国連家族農業・漁業十年』決議と日本漁業の未来」と題して、茨城大学客員研究員・JCFU全国沿岸漁民連絡協議会事務局長・二平 章氏が報告
27gouressha2nitime3.JPG「改悪漁業法」の説明をする二平氏

報告C対馬の水産業の現状「守ろう!残そう!対馬の海!」
対馬市曳縄漁業連絡協議会会長・宮崎義則氏の講演

27gouressha2nitime4.JPG現状と闘いを熱く語る宮崎氏

27gouressha2nitime5.JPG熱心に耳を傾ける列車参加者と漁師の皆さん

報告D若者の漁業者が語る「対馬の漁業の未来」 
対馬市曳縄漁業連絡協議会副会長・岸川和寿氏の講演
27gouressha2nitime6.JPG海の環境が変化してきたと話す岸川氏

27gouressha2nitime7.JPG会場からの質問に沿岸漁民の実情を訴える宮崎氏

27gouressha2nitime8.JPG漁師さんからも活発な意見が次々出された

27gouressha2nitime9.JPG和やかな中にも真剣な議論が続きます

そば道場・美津島店での昼食
27gouressha2nitime10.JPG「対州そば」入り「いりやき」 

27gouressha2nitime11.JPGせん団子の黒蜜かけ


≪上対馬の郷土食交流会≫

27gouressha2nitime13.JPG歓迎の挨拶と漁業の現状を話す、上対馬漁協代表理事組合長・長谷川洋蔵氏

27gouressha2nitime14.JPG挨拶をする北海道焼尻島のJCFU全国沿岸漁民連共同代表・高松幸彦氏

27gouressha2nitime12.JPGアナゴの刺身ほか見事な海の幸

27gouressha2nitime22.jpg鯖のちりちり

27gouressha2nitime18.jpgとんちゃん

27gouressha2nitime20.jpgさざえご飯

27gouressha2nitime21.jpg吸い物

27gouressha2nitime19.jpgごまぼた餅とぼた餅

27gouressha2nitime23.jpg漁協壮青年部の皆さん

27gouressha2nitime15.JPG当会の看板料理「ごより豆」の説明をする溝川千恵さん

27gouressha2nitime16.JPG溝川さんが炊いた「ごより豆」

27gouressha2nitime17.jpgテーブルごとに現地の方を交え話が弾みます


【3日目】

「対馬の『せん』名人から学ぶ『せん』づくり」
  会場:対馬市交流センター

27gouressha3nitime1.jpg 「せん」づくりについて話す久根田舎在住の斎藤富美恵氏

27gouressha3nitime2.jpg  斎藤さんが作った「鼻高団子」

27gouressha3nitime3.jpg  「せん」から作った麺を押し出すのに使う道具「ろくべえせぎ」

 厳原町「齋藤農園・茶坊善四郎」のお弁当をバスに積み込み、一行は厳原港へ向かいました。

27gouressha3nitime4.jpg  オール地元産の「伝統食列車弁当」

 ジェットフォイルが遠ざかるまで別れを惜しむ現地の皆さんと参加者(厳原港にて)
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 「第27号伝統食列車」の郷土食交流会では、漁師町ならではの刺身をはじめ魚料理の数々、対馬の郷土料理をたっぷり味わうことができました。2日間のフォーラムで沿岸漁業者が置かれている厳しい現実を学びました。しかし世界に目をやると、国連は家族農業・漁業を重視する農政に大転換し「国連家族農業・漁業十年」と並んで小規模生産者が生活と生計を営むことは権利であると宣言しました。2019年はそのスタートの年です。
 二平氏は特別報告の中で、世界の食料の8割を生産する小規模生産者の生活を守り、自然環境の保全、自給率向上、食文化の伝承につなげようと訴えました。
 小規模家族農業・漁業者の生活と日本の農漁業を守ることが、日本の伝統食の継承・発展につながることをより広い視野から確信できた列車となりました。



第27号伝統食列車についての詳細は、伝統食だより第217号に掲載しています。 

伝統食だより第217号をご希望の方は、
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下記アドレスまでお申し込みください。
 
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posted by dentousyoku 2019/04/01 | 伝統食列車>第27号ー対馬