2018年12月29日

第3回すい都大阪伝統食まつり開催

 今年も小春日和のような暖かな日差しの晴天に恵まれ、初回からのメインテーマ「日本の食文化とそれを支える農林水産物の素晴らしさを多くの方に味わい、知ってもらおう」と境内に20のテントが軒を並べました。精魂こめた自慢の「ほんまもん」には「12月は天満宮の伝統食まつりへ」というリピーターの方たちが回を重ねるごとに増えていることがうかがえました。
 当日は約2300人の来場で、昨年よりも1時間早めた開会10時から閉会15時までゆっくりとお買い物を楽しみ、定番のあの一品や初登場の新商品に期待が高まりました。また、飲食コーナーには作り手さんの気合いがみなぎり、食べ処ではあちこちで”同窓会”も盛り上がっていました。

【オープニングセレモニーで挨拶をする伝統食まつり実行委員長・佐保庚生さん】
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【天満宮境内の賑わい】
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【なら自然茶専門店「TE=CHA」】・・・無農薬茶
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【一丁焼き「こたろう」】・・・鯛焼き
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【伏見屋商店】・・・各地の純米銘酒・大阪の地ビール・本格焼酎
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【富山県農民連産直組合】・・・富山の郷土食(里芋田楽など)・チューリップの球根
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【京都市生活研究グループ連絡協議会「はすの実」グループ】・・・ねぎ焼き
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【糸数グループ】・・・おでん
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【cafe Weg(カフェ ヴェーク)】・・・自家焙煎珈琲・自家製焼き菓子
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【日本の伝統食を考える会】・・・手作りの伝統食・郷土食
【農民連大阪産直センター】・・・銀寄栗入り蒸し饅頭
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【食と健康を考える会】・・・天然醸造醤油・径山寺味噌・白味噌
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【岩本食品】・・・梅干し・梅ごま等梅製品
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【角谷文治郎商店】・・・本格みりん
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【手作り工房「堺あるへい堂」】・・・有平糖
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【JA大阪市(大阪市なにわの伝統野菜生産者協議会)】・・・なにわの伝統野菜(難波葱・天王寺蕪・田辺大根・金時人参など)
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【道の駅「かなん」・・・餅・弁当・米粉パン・米粉パスタ・味噌
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【河南町野菜の会】・・・旬の地場野菜
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【和田萬】・・・ごま・ふりかけ
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【紀州かつらぎ山のしんおか農園】・・・紀州産柑橘ジャバラ加工品(果汁・ピール・ジャム・ジュレ・果皮粉末など)
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【天満大阪昆布】・・・昆布・しいたけ・かつお
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【カネ筒農園】・・・紅たで加工品“BENY”(紅醤油・紅甘酢など)鳥取のフルーツ(梨・柿など)
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【天満天神の水(本部テントで販売)】
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【人と農・自然をつなぐ会】・・・無農薬有機茶・無農薬みかんジュース・玄米味噌・国産小麦など
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【ぬかや斎藤商店(焼津)】・・・なまり節・佃煮など
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【飛鳥食品】・・・大阪湾産わかめ
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【朽木まるきゅう】・・・大福・おかき・餅・赤飯・おはぎ
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【甲賀市シルバー人材センター】・・・水口かんぴょう
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【岩手「てご舎」】・・・野菜味噌・なたね油
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【あやめ水産(BIWAKO DAUGHTERS)】・・・鮒ずし・びわ産湖魚佃煮
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【京都上賀茂・田鶴均さん】・・・すぐき漬け
【岐阜県山之村「すずしろグループ」】・・・寒干し大根
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【よい食品を作る会」・・・豆腐・守口漬け・本葛・稲庭うどん・南部せんべいなど
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【北海道本別町「まめっこクラブ」】・・・金時豆・小豆など
【釜石湾漁協平田女性部】・・・三陸の塩蔵わかめ
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【釧路「たんちょう菊芋本舗」】・・・菊芋・菊芋茶
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【山形県余目町農協】・・・地元産もち米「でわのもち」・在来青大豆「黒神」のきなこ
【月山パイロットファーム】・・・赤かぶ漬け・民田なすからし漬け
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【新潟「土の香」】・・・無農薬そば粉・豆炒り・大豆など
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【農民連奈良産直センター】・・・柿の葉ずし・柿・地場産野菜など
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【農民連大阪産直センター】・・・銀寄栗渋皮煮・能勢もち・おこわ・葡萄ジュース(大阪産デラウエア100%)
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【農山漁村文化協会】・・・書籍(本部テントで販売)
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【日本の伝統工芸】
 ・水引・・・盛壽堂
 ・紙風船・・・磯野紙風船製造所(新潟県出雲崎)
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【大道芸】
 ・三村悟さん(山口県周南市)
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 皆さまのご協力で、第3回伝統食まつりも賑やかなまつりとなりました。
 ありがとうございました。
 伝統食まつりを通じて「ほんまもん」の価値を広げ、日本の農漁業を発展させましょう。




posted by dentousyoku 2018/12/29 | 事務局から>行事レポート

2018年04月30日

「東日本大震災から7年、 被災地の現状とこれから」  記録映画上映と制作者・田中敦子さんの お話を聞く会

 2018年4月14日午後から、おおさかパルコープ京橋事務所で「食料を守り、日本農業再建をすすめる大阪府民会議」(略称「食農大阪府民会議」)主催の田中敦子さんの記録映画上映とお話を聞く会が開催されました。

    ≪田中敦子氏プロフィール≫
     企画・演出・プロデューサー
     有限会社SORA1(ソラワン)代表
     「ウルトラQ」「ウルトラセブン」などの作品のスクリプターを務めた


 当日会場は80名を超える参加者でいっぱいになり、食農府民会議会長・江尻彰さんの挨拶のあと上映会が始まりました。
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【参加者でいっぱいの会場】

 田中さんは2011年の東日本大震災直後から被災地に入り、岩手・宮城の水産加工業の経営者たちが復興をめざして闘っている姿を追い続け記録映画を自費で製作しました。2014年度版:記録映像『被災地の水産加工業―経営者たちの戦いの記録』(ダイジェスト版含め全6巻)が出された時、「日本の伝統食を考える会」は田中さんを東京から招き上映と講演会を催し大きな反響がありました。
 その後、2016年度版:記録映像『あの日から5年(ダイジェスト版含め全2巻)が完成し、より幅広い方に見ていただきたいという思いから当会所属の「食農大阪府民会議」に上映会を提案し開催に至りました。当日は、2014年度版から1巻と『あの日から5年』を上映しました。
 「事実を記録として後世に残したい」という田中さんの熱意と真剣さに応え、経営者自身が工場再建に向けて補助金の種類、額、借金の額から返済に至るまで隠さず語っているので、観る側に具体的に経営者たちが抱える問題の重さがわかりました。また千年に一度といわれる大震災なのに、国や行政の対応の遅さや現実に合わない施策が余りに多く、理不尽さが映画を観る者にひしひしと伝わりました。
2016年度版『あの日から5年』に映し出されたのは、億単位の借金までして最新設備を導入したのに、稼働しているのはたったの6割。その原因は労働力不足、4年続きの大不漁、消費量の減少など。再建企業の3〜4割が倒産?という信じられない事実の数々でした。
 田中さんが「工場が再建し商品が作れるようになった時点では復興と言えない。復興とは事業が継続し、億単位のローン返済の目途がたって初めて復興と呼べるのだと思う」と語りましたが、『テレビでは語られない真実』がこの映画からは伝わります。この現実をより多くの人たちに知らせ、田中さんを応援していきたいと思います。
田中さん自身も多額の借金を負いながら、自宅を担保に自費制作で撮り続けています。
2018年度版を製作中です。撮影続行にご協力下さい。

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【休憩の時に出された「日本の伝統食を考える会」会員手作りのお菓子「いとこ煮」】
 「いとこ煮」は、もち米と小豆に砂糖を加えて炊いた甘いお菓子で山形・庄内の郷土料理です。

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 画像をクリックすると詳細が表示されます。
posted by dentousyoku 2018/04/30 | 事務局から>行事レポート

2018年03月10日

あなたも「ごより豆」作り名人に!

 2月3日節分の日の午後、クレオ大阪東・調理室で当会の看板料理の一つ「ごより豆」の講習会を開催しました。講師は当会会員・溝川千恵さんです。
 「ごより豆」は大阪泉州の郷土料理で、大阪湾でとれた「ねぶと」「はぜ」「えび」などの雑魚と大豆を飴炊きにしたもので、大豆を水に浸けずすぐ炊くのが特徴です。
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 「ごより豆」以外に、当日は「黒豆ご飯」と「大豆団子の吸い物」を実習しました。
 「試食用」として準備したのは、「くり豆の煮豆」、「青大豆ちらしずし」、「金時豆の煮豆」、「大豆とじゃこの揚げ煮」、「手亡いんげん豆の茶巾絞り梅あん入り」です。
 新年初の行事に飾られた「紙風船」は、新潟・出雲崎に日本でわずか1軒だけ作っている製造所の、貴重な紙風船です。
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 梅酒の梅を利用したあん入りの、会員オリジナル「手亡いんげん豆の茶巾絞り梅あん入り」。
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 試食をしながら実習しなかった料理の説明や、溝川さんから「ごより」についてのお話を聞きました。「ごより」は雑魚の頭と内臓を取って天日干しして作られていましたが、今は扇風機で乾燥していることや、原料や作る人の減少でいつまで「ごより」を作ってもらえるか分からないとのことでした。

<食事風景>
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 今回の講習で当会の看板料理「ごより豆」を名人から習いました。また昨年の「伝統食列車第26号」で訪問した北海道・本別町の『豆ではりきる母さんの会』と『豆っこ倶楽部』のレシピ集を利用して、普段あまり使わない豆の料理を味わいその料理法を学びました。
posted by dentousyoku 2018/03/10 | 事務局から>行事レポート

2017年12月31日

第2回 平成天下の台所
すい都大阪
  伝統食まつり開かれる


 12月10日(日)大阪天満宮境内で「第2回 平成天下の台所 すい都大阪  伝統食まつり」が開かれ、12月とは思えない暖かい日和に恵まれ、2500人を超えるお客さんが集まり“ほんまもんの味” “手作りの味”を楽しみました。
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神饌
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開会セレモニーへの呼びかけ


開会セレモニー

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司会の町田寿二氏(京都ラジオカフェ)

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佐保庚生実行委員長挨拶

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重矢錐宏天神橋三丁目商店街振興組合理事挨拶

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呼びかけ人代表野村太兵衛氏挨拶

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出店者代表ぬかや斎藤商店店主挨拶


本部テント

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飲食ゾーン

食と健康を考える会
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奈良自然茶専門店
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一丁焼き「こたろう」
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伏見屋商店
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角谷文治郎商店
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手づくり工房「堺あるへい堂」
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富山農民連
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農民連奈良産直センター
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京都市生活研究グループ連絡協議会「はすの実」グループ
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日本の伝統食を考える会
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キッチンオリタのお弁当
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糸数グループ
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カフェヴェーク
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販売ゾーン

JA大阪市(大阪市なにわの伝統野菜生産者協議会)
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なにわの伝統野菜 難波葱

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なにわの伝統野菜 田辺大根

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なにわの伝統野菜 天王寺蕪

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なにわの伝統野菜 金時人参

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道の駅「かなん」
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法華寺グループ
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ごま和田萬
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大阪市漁業協同組合 釜石湾漁協平田女性部
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天満大阪昆布
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静岡ー人と農・自然をつなぐ会
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焼津・ぬかや斎藤商店
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福岡・吉開かまぼこ
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滋賀・朽木まるきゅう
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岩手・「てご舎」
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滋賀・あやめ水産
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京都上賀茂・田鶴均
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岐阜県山之村「すずしろグループ」
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甲賀市シルバー人材センター
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山形県余目町農協
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山形・月山パイロットファーム
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新潟・土の香
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北海道本別町「まめっこクラブ」
      「豆ではりきる母さんの会」
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釧路・たんちょう菊芋本舗
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農民連奈良産直センター  大阪産直センター
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大道芸

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お食べ処前で南京玉すだれを披露する山口から来阪の三村悟氏


 日本の食の文化と農林水産業、地域の発展を願う一致点で、皆さまのご協力により今回もまつりを成功させることができました。

posted by dentousyoku 2017/12/31 | 事務局から>行事レポート

2017年07月11日

漁業を考えるシリーズU
「養殖魚は今―ブリ の養殖場見学とお話」

 ブリの養殖場を見学するため、7月2日宇和島港から盛運汽船に乗り、愛媛県・日振島の喜路を訪ねました。
 案内は「うわうみ漁業協同組合」副組合長で「日振漁協組合」組合長の笠岡義雄さん(78歳)です。笠岡さんは「(株)福栄水産」(従業員11名)の社長で、日振島の喜路と明海にブリ養殖の生け簀を31台設置しています。

170702 (1).jpg 【喜路から笠岡さんの船「福栄丸」に乗り換えます
左の麦わら帽子の男性が、笠岡義雄さん】

170702 (2).jpg 【魚類の養殖が主産業の日振島周辺には生け簀がいっぱい】

 「福栄丸」は給餌船で、餌を製造する機械と製造した餌を生け簀に飛ばす投餌機を搭載しています。福栄水産が養殖に使用しているエサの80%を占めるのが、MP(モイストペレット)で、生餌を冷凍したものに魚粉や栄養剤を魚の様子に合わせて配合して与えます。

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170702 (4).jpg 【投餌機から放出されたMPにすごい勢いで群がるブリ

170702 (5).jpg【「福栄丸」を見送る】

170702 (6).jpg 【「てんぐさ」の乾燥風景(明海地区の港付近)】

 日振島公民館(明海)で笠岡さんから養殖業についてお話を聞きました。
170702 (7).jpg 【参加者は関西から13名 先ずは参加者の自己紹介から】

 夕方、明海から盛運汽船に乗り宇和島港に戻りました。
夕食は宇和島駅前の料理屋さんで、笠岡さんを囲んで「宇和島の郷土料理コース」を堪能しました。とても華やかな料理に参加者は満足でした。(料理の写真は出された料理の一部です)

170702 (10).jpg 【じゃこ天】

170702 (8).jpg 【ふくめん大鉢】

170702 (9).jpg 【鯛そうめん】

170702(11).jpg 【鯛めし】

 「漁業を考えるシリーズU」は、天然の魚の漁獲量が様々な魚種で激減する中、養殖魚はどのような飼い方をされているのか現地で見て聞いて学習する企画でした。
 日振島で漁師さん達が養殖に切り替えたのは、「天然の魚の減少で従来の漁業が成り立たなくなった」からでした。しかし、養殖の餌に使われる「生餌」は天然の稚魚なのです。餌や燃料の高騰、漁価の著しい変動などが、養殖業者を悩ませています。
 私たち消費者も、養殖の餌の様々な問題、環境についての問題など、新たな疑問がわきました。今後も関心を持ち続けなければならない事が多くあることに気づかされた、有意義な現地学習会でした。養殖の問題は世界の魚資源をどう守っていくかを考えることなしに、解決出来ないこともわかりました。

 詳細は当会機関紙「伝統食だより」207号をご覧下さい。

posted by dentousyoku 2017/07/11 | 事務局から>行事レポート

2017年07月07日

伝統食まつり 実行委員会結成の集い

“平成天下の台所”

第2回 すい都大阪伝統食まつり
 
〜実行委員会結成の集い〜 盛大に開かれる!

 一昨年の12月6日、日本の食文化と農水産物のすばらしさを多くの方に知ってほしいと大阪天満宮境内をお借りして「第1回 すい都大阪伝統食まつり」を開催し、当日は3000人の“ほんまもん”を求める人たちで大賑わいでした。
 「是非またやってほしい」の多くの声にこたえるために、今年の年末12月10日(日)大阪天満宮境内で「第2回 すい都大阪伝統食まつり」を開催することになりました。
 6月29日は、まつり開催に向けて実行委員会結成の集いを開き、本格的なスタートを切りました。


《 第 1 部 》

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司会は辻本祥子さん

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「第2回 すい都大阪伝統食まつり」実行委員長・佐保庚生氏の挨拶

 これまでの経過説明が「すい都大阪伝統食まつり」事務局・中筋恵子からありました。
続いて、呼びかけ人・野村太兵衛氏(NPO食と健康を考える会代表・堀川屋野村17代目当主)と森下正博氏(「第1回 すい都大阪伝統食まつり」実行委員長・元大阪府食とみどりの総合技術センター主任研究員)から挨拶をいただきました。


《 第 2 部 》

{ 祝 い の 料 理 }

 重矢錐宏氏(天神橋筋三丁目商店街振興組合理事)の乾杯でお食事が始まりました。
 自己紹介や持ち寄った料理の説明などを聞きながら交流をしました。
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天神橋筋商店街を愛する、重矢錐宏氏の挨拶

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ちらし寿司

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白米のおにぎり

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黒米のおにぎり

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稚鮎の唐揚げ

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だし巻卵

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鶏肉と夏野菜のマリネ

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ごぼう・こんにゃく・しめじの煮物

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なすの山椒炒め いんげん添え

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うずら豆の五目煮

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福袋

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かんぴょうの白和え

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泉州の玉ねぎときゅうりの酢の物

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山蕗の佃煮

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三五八漬け

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おから入り梅酒のケーキ

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黒砂糖寒天とさくらんぼ入り寒天
 
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森下正博氏のバイオリン演奏 「天満の子守唄」

 最後に当会事務局長・生田喜代子が閉会の挨拶をし、重矢錐宏氏の「大阪締め」で力強く締めくくられました。
posted by dentousyoku 2017/07/07 | 事務局から>行事レポート

2017年04月15日

見学会「お弁当箱〜目であじわう器〜」
−八幡市立松花堂美術館・春季展−

 
 3月31日(金)、「松花堂弁当」発祥の地・京都府八幡の松花堂美術館で開かれている春季展「お弁当箱」の展示を見学しました。まさに「目で味わう器」――展示ホールには約60点の弁当箱が展示され、学芸員さんの説明を聞きながらこの小さな「箱」に凝縮された食の文化性のすばらしさ、先人たちの創意工夫の豊かさ、粋な遊び心に唸ってしまいました。
 もともと「弁」には「分ける」「備える」の意があり、「弁当」とは食事を備えて用に当てること。携行の器を「弁当」と呼ぶのは、近世初期の頃からといわれています。
 会場には実用性・機能美を備えた弁当箱(籠提弁当、入子弁当、漆絵面桶、陣中弁当など)をはじめ四季を盛り込んだ丸割雪月花提重、虫入らず弁当、竹編提重、漆や螺鈿・竹籐細工・面桶など日本の伝統工芸を駆使し、その美しさをちりばめた芸術性あふれる弁当箱が並べられ、しばし時を忘れます。
 「松花堂弁当」生みの親は、江戸時代の八幡の石清水八幡宮の僧侶・松花堂昭乗。農家の種入れ箱からヒントを得、絵具箱や煙草盆に使った「松花堂好み四つ切塗箱」が原型です。その墨絵が施された現物も展示されています。

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ボランティアガイドさんの案内で松花堂庭園を見学

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松花堂

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松花堂弁当

 そして美術館横の名勝・枯山水の露地庭と松花堂昭乗ゆかりの文化財・草庵、松花堂、椿咲く庭園もボランティアガイドさんの案内で、あいにくの雨の中でしたが散策しました。最後に京都・吉兆で松花堂弁当を味わい、見て・味わった「お弁当の一日」でした。
posted by dentousyoku 2017/04/15 | 事務局から>行事レポート

2017年04月06日

冬の信州・栄村ツアー                       「雪国の暮らし、冬を乗り切る食の知恵」

 2011年3月の長野県北部地震以降毎年訪問している長野県栄村。会として冬の訪問は初めてです。2月24日〜26日日本有数の豪雪地訪ね、真冬の雪国を体感しながら、雪と共存する暮らしの知恵、食の保存の工夫を学びました。

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元村長・高橋彦芳さんの挨拶で始まった吉楽旅館での夕食

 7メートル85センチという日本最高積雪(昭和25年)を記録した栄村。かつては国鉄飯山線も春まで止まり、1年の5ヶ月雪でとざされた時代もー降り積もった雪は豊かな地下水となって森林に蓄えられ、雪どけ後に芽吹く山菜は繊維もやわらかーーそんな雪がもたらす恩恵の一方で、毎日が雪との闘いであることは、時代が変わっても同じです。自然の驚異を受け止め雪害から住民の命と暮らしを守る栄村独自の施策についても、元栄村村長の高橋彦芳さんに語っていただきました。また、人々は雪を活用した暮らしの知恵を考え出しました。そのひとつ、いまでは村でも少なくなった野菜(根菜類)の保存法が「大根つぐら」。見学させていただいた関澤家では玄関先の雪に埋もれて大根100本が入るという藁で編んだ「大根つぐら」がありました。つぐらを編むのは、昔は雪が降る前の雪国の冬支度。生活用品を作る藁仕事は、かつての雪国の冬の仕事でした。
 そんな栄村の一集落で雪を活かしたイベント「野田沢庭先キャンドル」が今年も2月25日夜行われ、わたしたちも楽しみに参加しました。今回の「冬の栄村ツアー」の見どころの一つです。空には満天の星、30戸の集落の雪道にはキャンドルが灯り、かまくらの中でいただく地元のお母さん手作りの豚汁や甘酒の体も心も温まるおいしさ!
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30戸の集落の雪道に灯されたキャンドル

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かまくらのなかで食べる豚汁のおいしいこと!

 そして滞在した吉楽旅館では、地元のおふくろさん、おやじさんが講師で郷土食作りに挑戦しました。2月15日のお釈迦様の命日にお供えする北信州の郷土食「みみだんご」(やしょうま)、秋山郷の郷土食「相澤流早そば」―― どちらも作り方は簡単ですが、なかなかコツを心得ないとおいしくできない2品でした。
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「みみだんご」見るとやるとは大違い!思うように力がはいりません

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相澤さんの実演のあと、早そば作りに挑戦する参加者たち

 最終日訪ねた秋山郷でも道路には地下水があふれて雪をとかす工夫が。おなじみの民宿「えーのかみ」のお食事は、冬の食卓への保存された山里の恵みがふんだんに活かされ、1年の計ですごす自然と共生した暮らしの豊かさを実感できた「冬の栄村ツアー」でした。
posted by dentousyoku 2017/04/06 | 事務局から>行事レポート

2016年12月31日

年会開かれる

12月24日(土)恒例の一品もち寄り年会を行いました。
始めに食農大阪府民会議事務局長・西井武司さんにご挨拶をお願いしました。
続いて農民組合・佐保庚生さんの乾杯の音頭で宴が和やかに始まりました。
しばらく歓談の後、テーブルいっぱいに並べられた料理の説明が作り手さんからありました。その後天神橋三丁目商店街振興組合副会長・重矢錐宏さん、浪速魚菜の会代表・笹井良隆さんにお話しをしていただきました。小学生2人もふくめ参加者一人ひとりから2016年を振り返り、新年に向けての抱負が語られました。

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挨拶をする食農大阪府民会議事務局長・西井武司さん

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農民組合・佐保庚生さんの音頭で乾杯

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来年の抱負を語り合う参加者


〘 江戸料理の中から 〙

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定家煮(ていかに)

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豚大根

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あえまぜ

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かすてらいも

すずしろ汁(練馬大根のかわりに奈良産大根を使って)


〘 自慢の一品より 〙

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イワシの酢煮

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ナッツ入り田作り

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湯葉の煮物

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ほうれん草のおひたし

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刺身こんにゃく

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焼畑でつくった温海(あつみ)かぶの甘酢漬け

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ちらしずし

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こぎつねずし

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大豆ご飯のおにぎり

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かぼちゃの寒天寄せ

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サーターアンダギー

細巻き大根の甘酢漬け

手打そば

posted by dentousyoku 2016/12/31 | 事務局から>行事レポート

2016年07月26日

会創立35周年 「伝統食だより」発行200号
  記 念 祝 賀 会

伝統食ってなんだ! 未来はこれだ!

 2016年6月18日(土)大阪天満橋のドーンセンターで、会創立35周年・「伝統食だより」発行200号 記念祝賀会を開催しました。
全国から会員・読者や当会と交流のある各界の方々など、計88名が参加して下さいました。

[ 第 1 部 ]
 はじめに新事務局長・祝賀会実行委員長の大坊孝子が「日本の食が今後どの方向に行くのか大変懸念されていますが、未来に向けて新たな出発になる祝賀会にしたい」と挨拶しました。
160618 (1).JPG【開会の挨拶をする大坊孝子事務局長】

 続いて機関紙「伝統食だより」編集責任者の中筋恵子が、200号まで発行し続けることができたお礼を述べ、会活動と両輪の機関紙作りに今後ともご協力をと呼びかけました。
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【編集責任者・中筋恵子】

 来賓の3人の方から、お祝いの言葉をいただきました。
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【長野県栄村元村長・高橋彦芳氏】

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【良い食品を作る会会長・高木久助氏】

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【料理研究家・清水信子先生】

記念講演
 記念講演は、「伝統食のこれまでと未来」をテーマに、江原絢子先生(和食文化国民会議理事・副会長 東京家政学院大学名誉教授)にお話ししていただきました。
 江原先生は、江戸時代の料理書との出会いが日本の食文化を歴史的に調べるきっかけになったと話され、江戸時代の料理書の特徴と魅力を語られました。江戸時代にはすでに、現在に伝わる和食(日本)料理の考え方が形成され、日本人は海外からの新しい文化を受容しながら日本の文化と融合させてきました。伝統食の調味料や煮物の調味の仕方がこれまでも変化してきたように、今後も伝統食は変化して行くものであると話されました。
 『和食:日本人の伝統的な食文化』が、2013年12月にユネスコ無形文化遺産に登録されました。「和食」の意味を料理そのものではなく、「自然を尊重」し季節感を楽しむ心、食材を大切に使い尽くす工夫や技術、健康に寄与する食事の基本形などと位置付け、行事・行事食などを通して神へのご馳走を用意し共に食べながら家族や地域の絆を深めて来た伝統的な食文化を、次世代に継承したいと結ばれました。
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【「日本人の伝統的食文化を次世代に継承を」と語る江原先生】

 続いて「国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)」事務局長・坂口正明氏から、『最近“食”に関わって、気になること』の問題提起がありました。
 1、さまざまに起きている食をめぐる動き
 2、何が起きているのか、その背景は
 3、私たちは、これにどう向き合うのか
 食ほど人の暮らし、社会を総合的に映し出すものは無い。私たちが、さまざまに起きている動きとどう関わって行くのかを考える際に、「伝統食」はヒントを提起してくれるのではないかと坂口さん。今後の運動への大事な視点を示していただきました。
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【「そうだったのか!TPP」のパンフを紹介する坂口さん】

 第1部が終わり、会場内の展示物に参加者は真剣に見入っていました。
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【手書きからスタートした創刊号】 クリックすると拡大されます

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【伝統食列車第1号出発】 クリックすると拡大されます

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【中筋恵子の現地への精力的な取材により作られる機関紙】

[ 第 2 部 ]  祝 宴

 各テーブルには、お弁当と「ごま豆腐とじゅんさいの冷やし汁」が準備され、メインテーブルには、合計24種類の料理が並びました。
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【「お弁当」上段左から(泡雪かん・トマトジュースの寒天寄せ・花豆の煮豆・わらびの酢の物)まん中(すきすきロール・さくらんぼ・はもきゅう)右(鰆の西京焼き・出し巻き卵・ししとう焼き)下段左(たこ飯・白飯・守口漬け)右(茎わかめの炒め煮・卯の花団子・筍の佃煮)】

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【「ごま豆腐とじゅんさいの冷やし汁」】

 浪速料理研究家の上野修三氏の乾杯の音頭で祝宴が始まりました。
祝い膳は、会誕生のエピソードにある「しょうもないもん」の一つ「茎わかめの炒め煮」から、大阪の郷土料理、伝統食列車で出会った料理、国際マメ年にちなんだ豆料理、味噌料理、おから料理、日本のおやつなど『これぞ日本の伝統食!』と胸張って言えるものばかりでした。
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【「郷土食はグローバルにせず、国内でしっかり伝承しましょう」と呼びかけ乾杯の音頭を取る上野修三氏】

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【ずらりと並んだ「伝統食はこれだ!」】
 
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【泉南の箱ずし】

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【乾物を使った煮しめ】

 食事をいただいてから料理の作り手さんからお話を聞き、参加者と交流しました。
各分野で活躍されている皆さんの報告の後、祝賀会事務局の生田喜代子のお礼の挨拶で閉会となりました。
 
【メインテーブルの料理献立】
・紅白餅 ・蒸しおこわ ・泉南の箱ずし   ・朴葉(ほおば)ずし
・煮しめ(乾物入り) ・いたどりの炒め煮 ・大阪しろなの煮びたし
・切り干し大根と昆布のイリチー       ・鮒ずし
・泉州水なすの糠漬け  ・寒干し大根の煮物 ・卵黄の味噌漬け
・木綿豆腐の味噌漬け  ・食養鉄火みそ   ・野菜入り鶏みそ
・しそ巻き ・鶉豆の五目煮  ・ごより豆 ・幸福豆(こふくまめ) 
・黒豆の煮豆  ・おはぎ  ・水無月  ・ふのやき
・性学餅(せいがくもち)


祝賀会の詳細は、伝統食だより201号に掲載されています。伝統食だより購読ご希望の方は、メールにて下記アドレスにお申し込みください。
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posted by dentousyoku 2016/07/26 | 事務局から>行事レポート

2016年05月07日

『国際マメ年』 “豆料理を楽しむ会”

 寒さがぶり返した4月29日(金)、大阪農民会館で“豆料理を楽しむ会”を開催しました。

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交流風景


【当日の豆料理の献立】

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黒豆と凍みこんにゃくの煮物

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木綿豆腐 クリームチーズ酒粕漬けをトッピング

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レンズ豆のサラダ

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チリコンカン(金時豆)

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黒豆の甘露煮オレンジ風味

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紫花豆の煮豆

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きな粉飴

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うずら豆の五目煮

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ぜんざい

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大豆と豚肉の味噌炒め レタス包み

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大豆と昆布の煮合わせ

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大豆かりんとう

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鶏手羽中と大豆の煮物

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炒り大豆とキビ入りご飯

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大豆のマッシュコロッケ

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黒豆煮と日本酒の寒天寄せ

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幸福豆(こふくまめ)

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呉汁(ごじる)

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まだか漬け・綾風
 
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鉄火味噌
 

『国際マメ年』についてのお話

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農民組合大阪府連合会副会長・佐保庚生さん
 

 詳細は機関紙「伝統食だより」200号(5月13日発行)をご覧ください。

機関紙「伝統食だより」購読ご希望の方は、メールにて 
 下記アドレスにお申し込みください。
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posted by dentousyoku 2016/05/07 | 事務局から>行事レポート

2016年02月14日

糸寒天の里・山岡町を訪ねて

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恵那市山岡町の糸寒天作りの風景

 今年一番の寒さと言われた1月25日、糸寒天の里岐阜県恵那市山岡町を訪問した。
 新幹線で新大阪から名古屋へ向かったが、京都を出ると雪が降りしきり、米原、岐阜辺りは一面真っ白。この冬景色が見たかったと、一同雪景色にくぎ付け。ノロノロ運転のおかげで十分雪景色を味わい1時間遅れて名古屋に到着。
 中央線に乗り換えて恵那で下車。初めての明知鉄道にわくわくしながら山岡町に到着。そのころは嘘みたいに真っ青な空が広がり、太陽が照りつけていた。寒天資料館にある寒天館レストランは月曜日でお休み。予約しておいた「おばあの作る寒天料理」のお店で昼食をとる。すべての料理に寒天が入っている寒天弁当、見た目も美しく、味もよく作り方を聞きながらいただく。

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昔は三段重ねで寒天列車に何百個も積み込まれたという「寒天弁当」左の箱(画像をクリックすると詳細表示されます)
「さけ、青のり入りのお刺身」「巻きずし」「酢の物」「寒天入りそばの稲荷ずし」「グレープフルーツ入り寒天」など。
右は「寒天入りご飯の五平餅(もち米使わない)」「名物の寒天ラーメン」他。

 食堂の奥には寒天入り商品が並べてある。木製のところてん突き器もあり、購入した人も。糸寒天や寒天入り菓子を買って満足したところで「おいしい有限会社」の佐々木さんが迎えに来てくださる。会社は佐々木さんのご両親とご夫婦4人で経営されている。
 5分ほど歩くと、よしずの上にきれいに並べて乾燥させている糸寒天が見えてくる。まるでソーラーパネルが真っ白に光っているような光景である。早速佐々木さんに糸寒天が出来る工程を説明していただく。糸寒天は、徳島や長崎の近海で採れた海藻の天草を原材料として作られる。天草を水につけ洗って大きな釜で煮る。煮汁をろ過し型に入れ固めて特殊な道具を使い長方形に切る。切った寒天を突き出し器に入れて糸状にしてよしずに乗せる。

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夫婦で息を合わせ、寒天を見事に突き出す

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気温が0℃になると、糸寒天に鎌で削った氷をかけて凍らせる

 山岡町は昼間はカラッと晴れるが夜間の冷え込みが厳しく、自然の寒暖を利用して乾燥・冷凍を繰り返して上質な寒天が仕上がります。この希少な土地柄で、昔から糸寒天が製造されています。
  

posted by dentousyoku 2016/02/14 | 事務局から>行事レポート

2015年12月31日

すい都大阪 伝統食まつり 大盛況に終わる!

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 かつて大阪は「天下の台所」として日本各地から特産物が集められ、とくに大阪天満宮近辺には天満青物市場や乾物問屋が軒を連ね、人々の往来で賑わう食文化発祥の地でした。
 この歴史的にも食文化とのかかわりの深い地で、日本の伝統食やそれを支える味わい豊かな農林水産物を広くみなさんに味わっていただき、食文化のさらなる発展をめざしたいと、趣旨に賛同する様々な立場の人たちが約1年の準備期間を経て協働の「伝統食まつり」を12月6日に開催しました。
 当日は天候にも恵まれ、境内は3000人とも言われるお客さんで大賑わいでした。


151206 (2).JPG天神橋筋商店連合会会長・土居年樹さんの挨拶

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境内いっぱいのお客さん

151206 (1).JPG展示 大阪天満宮の「神饌」

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志村敏子さんの紙芝居と森下正博さんのバイオリン演奏

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@のテント JA大阪市 田辺大根や難波ねぎなどが並ぶ「なにわの伝統野菜」

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 「道の駅かなん」の種類豊富な味噌 
 法華寺グループ

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Aのテント 「大阪おかず料理会」のくるみ餅と「大阪市漁業協同組合」のいかなごのくぎ煮

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Bのテント 「よい食品を作る会」のテントで楽しそうに交流する売り手とお客さん

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Cのテント 「天満大坂昆布」のだし比べと昆布販売 天満「天神の水」の販売

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Dのテント 高知「直七の里」の直七ポン酢、ドレッシング

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 天神橋商店街「和田萬」の国産ゴマ

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Eのテント 人と農・自然をつなぐ会(藤枝市)の無農薬茶・紅茶・みかん

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Fのテント 農民連大阪産直センター 栗おこわ、餅など

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 農民連奈良産直センター 柿の葉寿司

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Gのテント 静岡・ぬかや斎藤商店「なまり節」 福岡「吉開のかまぼこ」 

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Hのテント 野沢温泉観光協会 土の香 岐阜県山之村「すずしろグループ」
      京都・田鶴さんのすぐき漬け 彦根・大半の湯葉

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Iのテント 山形・余目町農協 月山パイロットファーム 
      岩手・てご舎 あやめ水産の琵琶湖の湖魚の加工品

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Jのテント 滋賀県甲賀市シルバー人材センターの「水口かんぴょう」と「甲賀野菜」

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 「朽木まるきゅう」の餅・古代米など

飲食ゾーン
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「食と健康を考える会」のテント

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「日本の伝統食を考える会」のメニュー

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長野県・栄村の「早そば」

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京都市生活研究グループ連絡協議会「はすの実グループ」の「ねぎ焼き」

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「五平餅」と長野県栄村観光協会の「あんぼ」

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堺あるへい堂 なにわの「伝統野菜飴」

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「日本の伝統食を考える会」

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中島由紀子 無農薬大和茶・たい焼き(写真左)

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カフェヴェーグ 自家焙煎珈琲・クッキー

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富山農民連 里芋田楽

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富山農民連 チューリップの球根

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農民連奈良産直センター 串こんにゃく
嶋野延男 大阪豊能町の納豆
福島農民連 トマトジュース

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「寅組」の粕汁

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「お酒」のテント 伏見屋商店 増田徳兵衛商店 壽酒造


第2回 すい都大阪 伝統食まつり のページへ
(クリックするとジャンプします)

posted by dentousyoku 2015/12/31 | 事務局から>行事レポート

2015年04月29日

「片桐新之介さんに習う
  魚料理講習会」 第5回



 2015年4月18日(土)午後1時半から、クレオ大阪西調理室で「片桐新之介さんに習う魚料理講習会」第5回を開催しました。

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【手前がイサキ、奥がスルメイカ

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【片桐さんの魚についてのお話】

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イサキの背びれは鶏のトサカに似ていることから「鶏魚(イサキ)」と書く】

 今回の魚は「イサキ」と「スルメイカ」です。「イサキ」は千葉から南の日本近海で獲れ、今日のイサキは長崎県産です。旬は5〜7月で夏場は鯛にも勝る美味しさだそうです。
 春から夏にかけて麦の収穫の時期に獲れる小型の「スルメイカ」を「麦イカ」と呼びます。今日のイカは石川県産の冷凍ですが、北海道から全国各地で獲れます。冷凍物は寄生虫「アニサキス」の心配がないので、鮮度の良い冷凍物を使うとイカの塩辛も安心して食べられます。
 イサキは2枚に下ろし骨付きの方は塩焼に、残りはお造りにしました。
 イカ2杯は塩辛にしました。キモと身に塩をして一晩冷蔵庫に入れて水分を飛ばすやり方もありますが、今回は切った身・エンペラー・ゲソをボールに入れ、キモを絞り出して混ぜ塩・醤油で味をつけました。これで「タタキ(キモ和え刺身)」として食べられますが、3日くらいで熟成し、1週間ほどすると塩辛らしくなります。

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イサキの塩焼】

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イサキのお造り】

 悪戦苦闘した後、試食に入りました。ご飯に味噌汁、イサキのお造り(塩焼は持ち帰り)、冷奴の梅味噌かけ、漬物です。イサキのお造りは脂がのってとても美味しく大好評。試食しながら、料理研究家・清水信子先生の「梅味噌」レシピの説明を役員がしました。試食してもらった「梅味噌」は、昨年6月に作って10カ月冷蔵庫で寝かせたものです。酸味が抜けまろやかな味になります。
 塩辛以外のイカのレシピの紹介や、余った塩辛の利用法なども紹介しました。

 次回は「アジ」の予定です。

posted by dentousyoku 2015/04/29 | 事務局から>行事レポート

2015年03月31日

春の京都で味わう伝統の美味、
本物のおいしさ



 「安全で安心して食べられること」「原料の厳選」など、4条件・4原則の理念を変えることなく精進してきた「良い食品を作る会」と、「日本の伝統食の継承・発展と新しい食文化の創造」を目指して活動してきた「日本の伝統食を考える会」が“春の京都で味わう伝統の美味、本物のおいしさ”をテーマに、2015年3月20日コラボレーションを開催しました。

 前日の雨も上がり、会場の「京の食文化ミュージアム 食あじわい館」は80名を越える参加者で一杯になりました。
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【会場を彩る花】

 12時開会。両会の代表挨拶の後、堀河屋野村・野村太兵衛社長の音頭でオリーブ茶 :(株)ヤマヒサ製品 で乾杯、試食会が始まりました。3箇所のテーブルには、「良い食品を作る会」会員の自社製品を使った料理や会員間製品を使ったコラボ料理、「良い食品を作る会」の製品を使って「日本の伝統食を考える会」が手作りした20品を超える料理と、京都・田鶴 均さんの「すぐき」が並びました。試食が始まると「美酒鍋」が作られ、粕汁も仕上げられました。
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【「良い食品を作る会」会長・高木久助社長の挨拶】

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【堀河屋野村・野村太兵衛社長の音頭で、オリーブ茶で乾杯】

【コラボ料理の数々】
 
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 第2部は各社紹介です。パンフレットや資料、サンプルを見ながら質疑応答を交えて製品造りのお話を聞きました。最後に(株)廣久葛本舗・高木久助社長が家庭でできる「くずきり」を、(株)天盃・多田 格社長が「卵焼酎」のデモンストレーションをされました。
地元京都の、増田徳兵衛商店・増田徳兵衛社長の閉会挨拶で終了しました。
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【高木久助社長が家庭でできる「くずきり」】

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【多田 格社長が「卵焼酎」のデモンストレーション】

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【閉会の挨拶をする増田徳兵衛社長】 
 
 一つ一つの料理の味の豊かさ、参加された皆さまに「素材や調味料の重要性」と「本物の味のおいしさ」を実感して頂けたのではないかと思います。

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posted by dentousyoku 2015/03/31 | 事務局から>行事レポート

2014年12月30日

望年会開かれる

 12月20日大阪農民会館で望年会を開きました。
 23号伝統食列車で訪れた岩手で出された郷土食をはじめ、地場の食材を使った料理、自慢の一品をそれぞれ持ち寄りました。
 大江顧問の乾杯の音頭の後、目の前に並んだ料理を作った人から説明を聞きながらおいしくいただきました。
 参加された方から、来年は是非自分達の団体で料理講習会をしてほしいとか、会合で食事会をする時は手づくりを中心にすることを考えたいなど、嬉しい話も出されました。一番頼もしかったのは小学2年生の男の子二人が、黒豆をはじめ出されている酢のもの、煮物等々パクパク平らげていったことです。10歳にもならない子どもにも、家庭で培われた日本の味がしっかり受け継がれていることはうれしいことです
 最後に農民連・原会長のあいさつでお開きとなりました。

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交流風景

献    立

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すきすきロール

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ちらしずし

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さつまいも煮

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小あじの甘辛煮

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小あじといわしの丸干し

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黒豆

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かんぴょう巻き

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れんこん団子

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寒ぶりおから煮

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鯖のきずし

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焼き畑栽培の山形・温海かぶの甘酢漬け 田辺大根のなた漬け(麹漬け)

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いとこ煮

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いわしのオイルサーディン

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漬け物3種(たか菜・赤かぶの浅漬け 即席しば漬け)
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ほうれん草のピ−ナッツ和え

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こんにゃくの煮物

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きんぴらごぼう

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おにぎり

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焼きなます

 他に、岩手県一関市大東「てご舎」の菜種油をたっぷり使った「みそけんちん」や、差し入れの「たこ焼き」・「藤枝・杵塚さんの無農薬のみかんジュース」・「岩手のりんご」・「お酒」などが並びました。

posted by dentousyoku 2014/12/30 | 事務局から>行事レポート

2014年12月26日

「片桐新之介さんに習う魚料理講習会」第4回

   真サバを丸ごと一匹捌き、
         しめサバとおろし煮、船場汁をつくりました


 毎回好評の「片桐新之介さんに習う魚料理講習会」は4回目となりました。11月30日(日)午後からクレオ大阪中央調理室で、鯖の料理講習を行いました。前回に続き保育体制を取り、子ども連れのお母さんたちも参加されました。

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【料理の前に片桐さんから「鯖の暮らし】についてのお話】

 初めに片桐さんより「鯖の暮らし」についてのお話を聞きました。
鯖は8月〜9月根室辺りを回遊し、美味しいエサをたくさん食べて内臓と皮に脂がのります。八戸、石巻に下った頃には身体全体に脂がのり、更に下り、銚子辺りの鯖が美味しい時期は11月下旬そして紀州辺りで産卵します。 鯖の寄生虫「アニサキス」については、しめ鯖にしてから24時間以上冷凍にすると安心とお聞きしました。

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【活きのよい鯖を前にして参加者の期待が膨らみます】

 片桐さんが説明しながら鯖を捌くのを見たあと1人1尾ずつ3枚におろし、片身はしめ鯖に。しめ鯖は塩でしめる所まで実習し、その後はお好みで1時間〜5時間位おいてから塩を洗い流し骨を抜いて酢につける作業の説明を聞き家で完成させる事になりました。残りの片身は鯖のおろし煮に、骨はたっぷりの塩をしてから霜降りにして船場汁を作りました。船場汁は鯖の骨のぶつ切りと昆布、短冊切りの大根をコトコト煮て、味を見て仕上げにニラを加えました。ちなみに船場汁は、昔大阪船場街で多くの使用人の賄いとして「しまつ」(節約)の精神から考えられたお番菜です。

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【ご飯、船場汁、鯖のおろし煮、赤かぶ漬】


 出来上がったおろし煮と船場汁に、ご飯と会員が漬けた山形の焼畑の赤かぶ漬を添えて試食しました。

posted by dentousyoku 2014/12/26 | 事務局から>行事レポート

2014年09月09日

福島から大阪に母子避難されている方たちと、持ち寄りの料理を食べながら交流

 8月31日(日)大阪市中央区にあるドーンセンタ−で、原発賠償関西訴訟原告団団長・森松明希子さんとKANSAI サポ−タ−ズ事務局の宮崎幸恵さんとの交流会をもちました。

 福島原発事故により、今なお16万人もの人達が避難生活を強いられています。再稼働を論じる前にしなければならないのが、被災された人達への救済であり、汚染水問題の早急な解決だと思います。
 福島から遠くはなれている大阪で何か私たちにできることはないのかと思っていた時に、原発賠償関西訴訟原告団団長の森松明希子さんのお話を聞く機会がありました。
 福島から母子避難をし、国と東電に対しての裁判の原告団長として頑張っておられる森松さんに、当会ならではの手料理を持ち寄り、お話を聞く会を持ちました。
 子どもの健康をなんとしても守りたいという強い気持ちと、当たり前の生活をしたいというごく普通のことを、裁判で闘わなければ得られないという今の日本、こんな歪みを一日でも早く解決するために共に頑張りたいと思いました。 (喜)

【食事風景と当日の料理】
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[3人の子どもさんの左が森松さん、右が宮崎さん]

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[料理メニュー]
・黒米入りおにぎり  ・かんぴょう巻き  ・納豆巻き(手作り納豆) 
・手作りクッキー   ・鶏肉の唐揚げ    ・夏野菜の揚げびたし 
・卯の花団子     ・落花生の甘煮    ・落花生豆腐     
・小アジの素揚げ   ・ちりめん山椒    ・イカにんじん  
・ずいきの煮物  ・ゴーヤの佃煮  ・こんにゃくの煮物  
・しその香   ・トマトサラダ    ・モロヘイヤのお浸し 
・鍋やき(油やき) ・ごより豆 ・おぜんざい  ・桃  ・大学芋    
posted by dentousyoku 2014/09/09 | 事務局から>行事レポート

2014年06月12日

“水源の里”市志 山ブキ収穫と蕗料理

「行きたくなる市志! 住みたくなる市志」を目指した村の再生を現地見学
“水源の里”市志 山ぶき収穫とふき料理

“水源の里”市志(いちし)
 京都府綾部市市志は、綾部市街地から約30km離れた畑口川の上流にあります。現在UターンやI(アイ)ターン(他地域からの移住者)を含め10世帯19人が暮らしています。その昔炭焼きをして暮らしていましたが杉の植樹を奨励され、杉が成長した頃には安い木材の輸入で売れなくなりました。
 人口減少と高齢化が進む市志は、元々自生していた山ぶきを耕作放棄地で増やし、「ふきオーナー園」を開設、山ぶきで村おこしをしています。

山ぶき収穫とふき料理・交流を楽しみに
 2014年6月6日、13人はマイクロバスで八尾を出発、京都を経由して市志へ向かいました。平成19年から綾部市の「水源の里」条例(※)の指定を受け、山ぶきのオーナー制度を始めて7年目になります。今回受け入れをしてくれたのは、水源の里市志・活性化事業会長兼自治会長の、阪田 薫さんです。道中降っていた小雨も市志公民館へ到着する頃には止み、公民館から1q離れた畑で地元の方たちの協力で早速山ぶきを収穫しました。
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【一面のフキ畑】

大自然の中の最高のおもてなし

 昼食は女性の皆さん手作りの山ぶき尽くしの料理でした。このように品数の多い料理を出すのは今回が2回目だと言われ、試作を重ねて作って下さいました。特に好評だったのがふきのとう味噌です。早速作り方を習いました。昨年からそばの栽培を始め、3人の方がそば打ちを習いに行かれたそうで手打ちそばもとても美味でした。ふき畑は草取りとの戦いですが、栽培期間の短いそばはその点楽なのだそうです。食後にまこも茶と桜餅をいただきました。まこも茶はさっぱりして癖がなく飲みやすいお茶です。まこもはイネ科の植物で葉は浄化作用があり、色々な料理にも利用できます。桜餅のこしあんも手作りされていて、あんの甘さと桜の葉の塩加減が絶妙でした。山ぶきやふきの葉のアク抜きは、蕗が若い時は塩、つぎに糠、固くなると灰を茹で汁に加えたら良いとのことです。
 ある参加者は、「自然豊かな市志に来て、地元の食材で地元の方たちが作って下さったお料理を頂くのが最高のおもてなし。幸せ一杯です!」と御礼を述べました。

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【おにぎり三種 えんどうご飯の朴葉包み・ふきご飯・ごま塩ご飯のふきの葉包み】

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【天ぷら四種 こごみ・ふきのとう・ふきの葉・ふきのかき揚げ】

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【上林地鶏と蕗のつけ焼き】

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【蕗の佃煮・金時煮豆・蕗のとう味噌】

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【蕗の信田巻き】

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【手打ちそば】

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【吸い物】

「限界集落」とよばれる村で・・・

 食後は、阪田 薫さんたち男性三人と女性四人にお話を伺いました。京都・滋賀などから20人位が、1区画・年間5000円の会費で27区画(1区画約0・4アール)をオーナーとして登録しています。オーナーは3月はふきのとうの収穫、6月はふきの摘み取り、11月は次年度に向けた話し合いと最低年3回地元を訪れます。その時は、女性たちがおにぎりや豚汁などを作って交流します。市志では山ぶきの出荷もしていますが、市志のふきはブランドとして京都中央市場に出荷されます。
 また平成24年新たにボランティアの協力で「水仙と彼岸花の丘」を開園、今年は稲木干しの米作りにも挑戦して、5月10日にはボランティアを田植えに招きました。蕗の加工も計画中です。しかし人集めは大変で、行政がHPや新聞、テレビで募集しますが半数はリピーターや地元のUターンが知人に声かけして集めます。
 市志は日本全国に5万ともいわれる限界集落の一つですが、もとは20世帯、多い時で100人位でした。現在空き家は9軒あります。村づくりの基本は、この村に何かを求めて来たUターンやI(アイ)ターンの要求を、地元の高齢者が応援することだと阪田さんは強調します。「限界集落」という呼び方は、頑張っている地元に対して失礼だという発言もありました。

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【水源の里市志・活性化事業会長兼自治会長の阪田 薫さん】

 I(アイ)ターン組の一番若い女性は、実家が枚方市にあり都市ではお金で物を買う生活でしたが、市志に来て『一日どう生きるかを自分で決めて生活できる。経済的には豊かとは言えないが、充実しています』と語ってくれました。この女性は夫婦で自然農法に取り組み、外国人等を受け入れ労働を提供してもらい食事・宿泊・知識・経験を提供する取り組みもしています。この夫婦に赤ちゃんが生まれた時、市志では45年ぶりの赤ちゃん誕生でした。この子どもが成人するまで頑張らねばと、地元の高齢者は語ります。
 都市との交流を大切に、「行きたくなる市志! 住みたくなる市志!」を目指して頑張る阪田さんはじめ皆さんのお話をお聞きして、地元に住んでいる方たちが生きがいを感じる村づくりを知恵を出し合って実践する姿に、村の再生に何が大事かを教えていただきました。市志でお世話してもらった、栃もちで村おこしをしている「大唐内(おおがらち)」の栃もちと、摘み取った山ぶきをお土産に市志をあとにしました。

※水源の里条例…綾部市が2007年に過疎・高齢化が顕著な上林川の最上流の「栃」「大唐内」「市が野」「「古屋」「市志」の5集落を対象に条例を制定。5年間の時限条例。
 その後条例が改正され、平成29年3月まで延長、施策の対象を拡大した。
《4つの振興目標》
@定住促進 A都市との交流 B地域産業の開発と育成 C地域の暮らしの向上 




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2014年04月06日

魚の王様−鯛をさばいて料理しましょう

 新鮮な旬の魚を、実習参加者の分だけ揃えて仕入れる困難から、暫く途絶えていた当会の、魚をさばいて料理する実習は、島根の魚を丸ごと調理する実習のシリーズ後、約4年を経過した4月6日、大阪のクレオ中央で調理実習を開催しました。
 講師は、NPO法人おもしろ農業理事長の片桐新之介さん(当会会員)。今回は若者の参加も多く、愛知県からの参加もありました。

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 デパートの魚売り場に7年間勤務して、魚の事は知り尽くした片桐さん。
 ボードに魚の図を示したさばきかたの手順と、包丁の使い方の解説はお見事。

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 片桐さんが準備してくれた真鯛、桜開花の季節に桜鯛として、
 「瀬戸内の鯛が有名」と広辞苑にも示されている淡路島近海産。

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 年配者も

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 若者も、見事な包丁さばき。

 
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 当日の献立は、刺身・鯛飯・あら炊き・潮汁・わけぎのヌタ。

 食べきれなかった鯛は、3枚におろした片身は持ち帰り。
 魚流通の現実、魚の調理、おいしく、楽しく、知識と実技に一歩前進の一日。
 
 詳しくは、「伝統食だより」188号で。
 
posted by dentousyoku 2014/04/06 | 事務局から>行事レポート